建設業の現状

3. 建設コスト

建設資材価格(企業物価指数)の推移

建設用材料計は、2018年後半から緩やかな上昇が続いていたが、2021年から急激な上昇に転じた。特に、製材・木製品、鉄鋼の上昇が著しく、鉄鋼は中国の経済成長とコロナショックからの世界的な経済活動の再開により、また、製材・木製品は米国の住宅需要の拡大と2022年2月に始まったウクライナ危機の影響による。

2024年10月更新

建設コスト変化率の推移

建設コストは、東日本大震災の復旧・復興工事により上昇した後に落ち着きを見せていたが、2022年度から資材価格・労務費ともに急激な上昇となった。

資材価格は鉄鋼、木材の価格高騰、労務費は人出不足による人件費の高騰が背景にある。

2024年10月更新