会長等コメント

2021.12.24

令和4年度政府予算について

一般社団法人 日本建設業連合会
       会長 宮本 洋一

 
 令和4年度政府予算(案)は、前年度とほぼ同額の公共事業予算が確保されました。特に、「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」は、初年度分に16か月予算として一体で編成された令和3年度補正予算を加えると、引き続き前倒しの進捗状況が維持されました。また、今回初めて認められた「事業加速円滑化国債」は、日建連が予てより要望していた予算の単年度主義の弊害を是正する大変ありがたい制度であります。予算の確保と新制度の創設にご尽力いただいた国土交通省をはじめとする政府および与党の関係各位に感謝を申し上げます。

 「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」において示された様々な対策の着実な実施により、新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ景気の回復と、社会経済活動が力強く推進されることを期待します。また、防災・減災、国土強靭化の推進とともに、ウィズコロナの状況下、DX化や2050年までのカーボンニュートラルの実現など、新たな課題にも適切に対応していただくよう希望します。

 日建連におきましては、施工余力は十分に有しておりますので、引き続き、会員一丸となって、公共工事の円滑な施工に万全を期してまいる所存です。

以上