建築業界全体で 一般仕様として使用されることを目指して発行した「鉄筋コンクリート造 配筋 標準図」を2021年9月に引き続き、2023年4月に再改定・公表します。
鉄筋コンクリート造建築物における配筋標準図は、これまで設計者毎に作成して、利用されてきました。そこで、日建連 建築設計委員会 構造設計部会では、異なる配筋標準図の使用による鉄筋工事の現場での混乱、配筋の誤りを減らすために、統一化した配筋標準図(初版)を2012年に作成・公表しました。
初版の公表から11年が経過し、建設会社、設計事務所でも共通仕様として広く使用され、個別の配筋図の追加依頼、鉄筋工事の現場からの追記要望を受けるようになりました。今回の改定では、2022年4月の「鉄筋コンクリート造配筋指針・同解説」第2刷(日本建築学会)が刊行されたことを受け、一般社団法人日本建築構造技術者協会(以下JSCA)と協働して改定作業を行いました。
日建連鉄筋コンクリート造配筋標準図は、初版同様に「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)、「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」(日本建築学会)、「建築工事標準仕様書・同解説JASS5鉄筋コンクリート工事」(日本建築学会)、「鉄筋コンクリート造配筋指針・同解説」(日本建築学会)を参考に作成しています。
当配筋標準図は、様々なプロジェクトで使用される設計図で異なる配筋標準図が使用されることにより生じている鉄筋業者の混乱、配筋誤りを減少させることを目的とし、共通標準図として作成されています。その目的から、基本的に書き換えなどを禁止しています。書き換えなどが必要な場合は、鉄筋業者が理解できるように修正箇所を明示して使用していただきますようお願いいたします。
当配筋標準図使用における設計責任は、使用した建物を設計した構造設計者にあるとお考え下さい。
また、当配筋標準図の商用目的の使用は、固く禁止されております。
標準図のPDFデータ・CADデータは下記からダウンロード可能です
ダウンロードフォーム
*2023年04月01日:「鉄筋コンクリート造配筋指針・同解説」
第2刷(日本建築学会)の刊行を受け、JSCA
と協働して改定を行いました。
*2021年09月01日:JIS(日本産業規格)・日本建築学会の改定を
受け、JSCAと協働して改定を行いました。
*2020年12月14日:標準図(7)の一部修正を行いました。
*2020年06月11日:Q&Aを追加しました。
*2020年06月01日:一部改定を行いました。
*2017年03月07日:標準図(7)の一部修正を行いました。
*2013年03月27日:一部改定を行いました。
出版物No. | 0375 |
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発行年月 | 2023年04月 |
委員会名 | 建築設計委員会 構造設計部会 鉄筋コンクリート造 配筋標準図作成WG |
頁数 | ---- |
担当部署 | 建築・安全環境グループ 03-3551-1118 |
ファイルダウンロード | 鉄筋コンクリート造 配筋標準図の改訂・公表について |