日建連では、平成18年に「建設ＢＣＰガイドライン」の１版と２版を作成し、会員企業の事業継続計画策定を支援して参りました。それから６年が経過し、先の東日本大震災をはじめとする大規模災害や新型インフルエンザ等の経験により、企業の事業継続が益々重要視されてきていることから、本ガイドラインも時代のニーズに合わせた改訂が必要と判断し、第３版を作成いたしました。



　本ガイドラインは、「ＢＣＰは実施運用しながら随時見直すことが重要」とするＢＣＭ（事業継続マネジメント）の概念と、東日本大震災での経験、内閣府 中央防災会議の「事業継続　ガイドライン（第2版）」および、関東地方整備局の「建設会社における災害時の事業継続力認定」等の関連資料をベースとした最新の情報を盛り込んでおります。



特に今回の改訂版から新たに追加された、「平時から準備すべきこと」では、災害発生時に速やかな対応を行うための事前対策について、具体例を挙げ分かりやすく紹介しております。



本ガイドラインをＢＣＰの策定に活用して頂くとともに、既にＢＣＰを策定済みの会員各社につきましても、この機会に、本ガイドラインを参考に、内容の見直しを行うことで、更なる社会貢献活動の推進を図って頂きたいと考えております。