自然災害から人々の命と生活を守ることは,建設業の最も基本的な役割の1つです。大地震の発生や大雨・台風被害の激甚化・頻発化が懸念される中で,建設業の果たす役割がますます重要になってきています。
我が国では,高度成長期以降に集中整備したインフラが一斉に老朽化し,その管理と更新が重要な喫緊の課題となっています。建設業は,インフラの効率的・効果的なモニタリング・補修に取り組むとともに,長寿命化のための技術開発を進める必要があります。
建設業は,防災・減災への取り組みにとどまらず,災害発生時の被災者支援,復旧から復興に至る一連の活動に一貫して取り組んでおり,社会的存在意義が非常に高く,緊急時にはとりわけ頼りにしていただける産業です。