新潟県建設業協会女性部会と意見交換会を開催しました(2016.12.02)
日建連では「けんせつ小町委員会」を設置し、女性技術者・技能者の入職・定着促進等に取り組んでいますが、その活動の一環として、新潟県建設業協会の女性部会と意見交換会を開催しました。
意見交換会の概要は以下のとおりです。
なお、けんせつ小町委員会では、今後も女性の活躍を推進する地域のネットワークを訪問していく予定です。
1.日 時:平成28年11月28日 13:30~15:30
2.場 所:新潟県建設会館 2階中会議室(新潟県新潟市中央区新光町7-5)
3.出席者:
(1)新潟県建設業協会女性部会の女性委員5名
(2)けんせつ小町委員会技能者活躍推進専門部会の女性委員4名
4.式次第:
(1)開会
(2)自己紹介
(3)新潟県建設業協会女性部会の活動状況報告
・女性部会の活動として、300人規模の総会「女性の集い」、小学生を対象にした体験学習会「折り紙建築」並びに現場見学会、建設写真コンテストの開催等について説明を受けました。
また、建設業の女性活用に向けた新潟地域ネットワークの活動として、一般紙への広告掲載、こども新聞への記事掲載、小中学生向けのパンフレットの制作、女性のための建設作業服デザイン・コンテストの開催等について説明を受けました。
(4)日建連けんせつ小町委員会の活動状況報告
女子小中学生を対象にした現場見学会やけんせつ小町セミナーの開催、「けんせつ小町活躍推進表彰」の受賞内容等について説明をしました。
また、「けんせつ小町」が働きやすい現場環境整備マニュアルおよび同チェックリストの活用を呼びかけるとともに、建設業界共通の愛称・ロゴマークとして「けんせつ小町」の活用を要請しました。
(5)意見交換
・新潟県側からの「建設関連の学科を卒業した学生は役所や大手ゼネコンに就職してしまい、地元建設会社には就職してもらえない」といった指摘に対して、日建連側は「直接ものづくりに携われるのが建設会社の魅力。役所か建設会社か迷っている学生には本当にやりたいのはどちらなのか、丁寧に問いかけている。また、転勤を嫌う学生も多く、地元企業にも強みはある」と回答しました。
・また、新潟県側からの「国土交通省の直轄工事では快適トイレの設置費用を積算に反映してもらえるが、他の工事ではほとんど負担してもらえない」という指摘に対しては、日建連側は「会員企業はマニュアルに則って現場環境を整備していくことを申し合わせている。ある会員企業は、発注者が費用を負担してくれない現場や女性が従事していない現場を含めた全現場の80%で女性専用トイレを設置している」と回答しました。
・日建連側からは「小学生を対象にした体験学習会や現場見学会の開催等、地域に密着した地道な活動を展開している点が参考になった」といった感想が、新潟県側からは「日建連で開催した男性上司向けセミナーへの出席者の多さに驚いた。女性活躍推進に対する意識の高さを感じる」といった感想が聞かれました。
(6)閉会
・今回の意見交換会を参考に、お互いの活動を強化していくことを約して散会しました。