2010年前後から始まった社会のデジタル化は、わたしたちの業務を大きく変革しようとしています。 近年においては、建設産業における中長期的な担い手確保や育成に向けた働き方改革・生産性向上の推進に合わせて、 BIMの活用にさらなる期待が集まり始めており、戦略的に導入を進める企業が増えつつあります。 BIMは建築物のライフサイクルで、一貫して情報を活用する仕組みを構築することが求められてきた一方、 施工者として施工段階から取り組みを始めても大きな効果を期待できることが、様々な事例などで明らかにされてきました。 今後は施工BIMの在り方を確立するとともに、設計BIMや維持管理BIMとの情報連携による一貫した情報の活用になることが期待されています。 BIM部会では、施工BIMに関する標準策定やそれらの啓発活動を通じて、施工BIMの活用により業界全体の生産性向上に寄与することを目指して活動を進めています。