制震改修における補強方法として、建物の変形を低減するために、鋼材の降伏により地震エネルギーを吸収するタイプや、粘弾性体と鉄骨ブレースを組み合わせた粘弾性ダンパーや、シリンダー内部に密閉されたオイルをピストンで攪拌するオイルダンパーを用いる工法があります。
さらに、必ずしも地震だけではなく、風による揺れに対して制御する方法として、建物の最上階に設置したおもりを建物の揺れに同調させる工法(TMD)や、屋上に水槽内の水の動きを建物の揺れに共振させること(スロッシング現象)を応用した制震(制振)工法もあります。
[低降伏点鋼鉄骨ブレース]
鋼材ダンパーによる制震補強<1>
[粘り強い特殊な鋼材使用]
鋼材ダンパーによる制震補強<2>
[小振幅から大振幅対応]
オイルダンパーまたは 粘弾性ダンパー等による制震
[建物を使用しながら施工可能]
制震バットレスによる制震